INTERVIEW

Theme.01

経験を学びに変え、
これからのサンワ化工を
自分たちの手で。

高校卒業後すぐにサンワ化工に入社し、40年が経ちました。
現在は、統括本部兼管理部／取締役執行役員本部長として、設備関連や人事関連、各種決裁業務、品質管理など幅広く携わっています。これまで製造、システム、工場責任者、技術開発、経理・総務などさまざまな経験を積ませてもらったので、今はその経験をもとに従業員みんなが働きやすく、お客様に信頼される会社づくりに取り組んでいるところです。
入社が1984年ですので、いわゆる“昭和の働き方”をしていた時代もあります。多忙な時期や試練とも思える時期にも、周りに恵まれ、自分たちで状況を変えていける手応えがあったので、ここまで来れたのだと思います。一方で、子どもが小さかったころ育児に関わる時間がとれなかったなど、反省もあるので「今働いている方たちには同じ経験をさせないぞ」という気持ちがありますね。

「相談していい」
の気付きが、環境づくりの原点に。

30年近く前、会社での世代交代と受注品の多品種切り替えが重なって非常に忙しい時期がありました。お客様と社内のパイプ役だったので「自分がやり遂げないと」という気負いからなかなか周囲に相談できず、体調を崩してしまうことに。業務内容を見直してもらって乗り越えたのですが、このとき「自分一人で抱え込まなくていい。困ったときには誰かに相談していいんだ」と気付き、気持ちの面でも楽になりました。
当時の上司と協力して仕事を進めたり、取引先の方にも応援していただいたり…と、周りに助けてもらった経験が「いつでも、誰でも、安心して相談してもらえる環境を作ろう」という今の目標につながっています。同時に、大変な状況でも人と協力したり、やり方を変えれば良い方向に進めていけると実感した出来事でもあります。

Theme.02

完璧ではない。
だからこそ、
成長を楽しめる会社づくり。

社長交代や事業転換などを経てサンワ化工に感じるのは、いつの時代も製品にも、お客様にも誠実で、温かい人ばかりということ。
若い方からベテランの方、パート従業員さんなどさまざまな方がいますが、周囲を見渡せば尊敬できる方ばかり、というのが当社の良いところです。また、塩見社長の人柄、姿勢も会社としての強さです。
私たちのワイヤーハーネスづくりは完全な機械化は難しく、手作業が多くの割合を占めます。手作業が多いということは、作り手一人ひとりの技術や意識が品質に直結するということ。当然、社内の雰囲気が悪いとモチベーションも上がりません。社長の普段の姿勢は社内に伝搬しますから、塩見社長の立場や年齢に関わらず相手を尊重する人柄や、会社を良くしていこうという姿勢がサンワ化工の社風そのものになっているのだと思います。こうした社風もあり、入社1ヵ月を目途に行う従業員面談でよく「職場が楽しいです」と言っていただけるのが、管理部門として特に嬉しい瞬間です。