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NEWS2020.05.28

2020.05.28 お知らせ

翔ぶが如く

司馬遼太郎氏の小説、「翔ぶが如く」は文春文庫から全10巻発売されている。

この長編は、維新後の明治政府がどのように課題を克服し、困難の末成立したか、が描かれている。
その過程において西郷が西南戦争で、大久保が紀尾井坂で、そして冒頭に登場した川路が折り重なるように倒れ、礎となった上に明治政府は成立した、と締めくくられている。
締め括りの、氏の表現は次の様な文書。
(このように彼ら薩摩人が相次いで倒れ、)「薩摩における数百年のなにごとかが終熄した」

「数百年」にははるかに及ばないが、これで、私の薩摩における30年のすべてが、終熄した。


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