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NEWS2018.01.01
NEWS2018.01.01
2018年 新年ごあいさつ
新年あけましておめでとうございます。
今年は戌年。
皆様にとって「ワンダフル」な年になります様、祈念申し上げます。
サンワ化工も皆様と共に成長、前進できます様、社員一同全力で取り組みます。
昨年同様、御指導、御鞭撻賜ります様宜しくお願い致します。
さて、今年1年の「心構え」として
”打たれ強く生きる(城山三郎:新潮文庫)”
より、「初心安心」を一部引用して、気を引き締めてかかります。
~初心安心~
この季節、仕事に慣れ切ってしまったベテランなどよりも初々しい新人を見ていると気持ちが良い。
その姿を見ると「初心安心」と、わたしはふっとつぶやきたくなる。
もしそのまま、その人が初心を持ち続けたなら、立派な職業人になることであろう。「初心安心」だけでなく「初心立身」でもあるはずだ。
新人の立場に立ってみると、就職はしたものの、思いがけぬ職場に配属されて「こんなはずじゃなかった」と思っている人もあるかもしれない。
就職ではないが、わたしが少年の日、志願入隊した海軍がそうであった。
夢に描いていたのとはちがい、ふやけた士官、凶暴な下士官、意味もない訓練、常識はずれの罰直・・・と、心外なことの連続であった。
正直いって、わたしはひどく後悔した。もっともっとよく調べてから志願すればよかった、と。
考えてみれば人生はこうした悔いの繰り返しである。
とすれば、悔いるだけでなく、とにかくその中に入りこんでみて、得られる限りのものを吸収し、そこから出られる日を待つしかない。
日本化薬の原 安三郎さんがそうであった。
化学会社に就職したのに、配属された先が飯場の炊事係であった。思っても見なかった職場である。
だが、原さんはくさらなかった。
米の仕入れひとつにしても「どこの米がうまいか」、「米の値段にどういうちがいがあるか」、「品質のちがいとどう関係があるのか」、「どういう流通経路で来るのか」、「肥料には何をつかっているのか」等々、調べる気になれば、勉強する材料はいっぱいあった。
そして勉強していくと、次から次へと、また勉強の材料が出てきた、という。
これは、どんな職場についてもいえると思う。初心である限り、人生はいくらでもひろがって行くものなのである。
~以上、抜粋~
2018年 元旦 代表取締役 塩見 泰樹